商品紹介

 会津若松の平出油屋。ここでのゴマ油は、薬品や酸化防止剤など一切使用せずに昔からの「玉締め圧搾法」よって搾油し、手すき和紙を筒状に使って、ゆっくり時間をかけてろ過しただけの出来る限り自然でかつ安全な作り方によってできています。
 玉締め圧搾機とは上に半円の鉄球、下の半円にくぼんだ部分に、人毛マット(今では作るとこが無く、カツラ屋さんに作ってもらっている。このマットは、搾られた油はにじみ出て、カスは残るというろ過装置。)を置き、その中に蒸して息抜きしたゴマを入れた後、油圧で下の部分を上げて鉄球にかませることで圧をかけて絞ってゆく。
 一般のほとんどのゴマ油は、超大型の機械で高圧をかけて搾るため、どうしても摩擦熱が発生し、ゴマが焦げ、苦味などが出ます。玉締めは、高圧力に比べて時間も手間のかかりますが、熱による変化が起きず、ゴマの風味、味をそのまま生かすことができます。
 高圧で搾られた油は、圧搾直後は高温で触れませんが、玉締め法では直後にふれても、ぬるいと感じる程度。
 平出さんのゴマを炒る機械も、昔ながらのベルト駆動で、熱源は薪。一度に炒ることのできる量は約23キロ。完成品の油は4升(7.2ℓ)から6升(10.8ℓ)とわずか。
 その一滴に重みのある油、通常ゴマ油と食べ比べるとさっぱりしてホントにゴマがそのまま液体になったという風味、味。一方、一般のゴマ油の香ばしく感じていた風味が比べることで焦げ臭として強く感じたのも驚きでした。

 温度を上げずに絞られるこのゴマ油。加熱はもちろんですが、温度を上げずに食べる、生食をすすめます。炒めものに最後にさっとかけたり、やっこに醤油とこれをかけたり、ゆでた野菜にかけてナムルにしたりとまずはそのまま味わう料理でよろしくお願いします。
 ゴマ油が大好きです。

            玉締め ゴマ油     100g 230円
    
    (原材料のゴマは、ナイジェリア産無農薬の白ゴマを使用しています)

 コタンでは量り売りをしています。 容器をお持ちいただければ入れれます。なおお持ちでない方のために用意もしております。(有料80円)
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 ハチミツ。日本のハチミツ。日本では、純粋なハチミツのほかに、脱色、脱香、さらにビタミン、ミネラルなどの栄養成分を除去した「精製ハチミツ」。トウモロコシから採ったコーンスターチ(デンプン)からつくった異性化糖が純粋ハチミツに混入された「加糖ハチミツ」などが、純粋ハチミツとして多く売られていましたが。 現在では表示法の改正により、これらのモノに「純粋」と表記できなくなっています。
 しかし、純粋ハチミツの中でも作り方はいろいろあって、大量生産のために、まだ水分を多く含むミツを取り出し、減圧濃縮釜などで加熱加工されているものなどが多くあります。
 ハチミツとは、まず外勤の働き蜂が花から吸い取ったミツを胃袋に貯めて持ち帰り、巣で待つ内勤の働き蜂の胃袋に口移しで移されます。つまり、集められた花蜜は働き蜂の体内を2回通過します。そのプロセスの中で化学変化してできたハチミツを巣箱の六角形の巣房に押し込んでいきます。それだけでは、水分が70パーセントもあって貯蔵に適さないため、若い働き蜂が羽根ブンブンで風をおこし、水分を蒸発。水分が20パーセントほどの高純度のハチミツにします。そして、そのハチミツの吸水を防ぐため、体内から蠟(ろう)を分泌させて巣房を密封します。そのフタを取り、遠心力を使ってミツを出し、ろ過しただけのもの。それが純粋な超自然食品、ハチミツです。

 今回紹介するうっずんは、学生の時は美術大学でパフォーマンスを主として活動していました。そうしている中で、作品制作中のゴミや作品発表後に無用なものになり果てていくモノ、そして美術という枠組みの中だけで消費されていく日常の行為に対して、「美しい事をするためにやってんのにこんなんなんか違う。」と矛盾を感じはじめたその頃、ある場所で純粋なハチミツをふと口に入れた。    「うんまーーーい!」パッカーーーーーん。
 はじめの出会いも感動的だったが、知れば知るほど、ハチミツって黄金色をしていて、しかもこの世で最も美しいもののひとつの花から採れて、しかも捨てるとこなんて何もなくて、しかも・・・・・・。 と、ずぶずぶにハチミツに惹かれ、在学中に養蜂家宣言。卒業と同時に養蜂家の道へと入った。
 無駄のない美しい行為の中にいたいという思いの形として養蜂があり、その地道な生き方自体がパフォーマンスとなる。表向きはハチミツのいち生産者であるけれど、行為の意味としては美学の追求。
 自分も、人が自然の一部として無理なく存在していくためには、純粋な美しさというものを感じ続けていくことがその方法の一つだと思います。
 うっずんの美しきの結晶、純粋ハチミツです!

         コタンでは、現在3種類扱っています。

   百花蜜  100g 260円      絶品!花の香りが素晴らしい、蜜に誘われ遠く
                        からのお客さんも多いです。間違いなし!!

 そばがらす蜜 100g 260円    そばの花の蜜。鉄分豊富で女性は喜。少し癖の
                        ある濃厚な味。好きになったらやめられない。

  れんげ蜜   100g 480円    ご存じ高級ハチミツ。透明感のあるその色、
                        上品な味、香りはみんなのあこがれ。

 コタンでは量り売りをしています。 容器をお持ちいただければ入れれます。なおお持ちでない方のために用意もしております。(有料80円)

 ちょうど今ぐらいの季節でした。鳴門のナマステゲストハウスのご主人、まこっちゃんの紹介で、40年わかめを育てている福池常夫さんに会いに行きました。 
 ここ渦潮は、日本列島においての受け入れ口。富士山が男性的極磁場ならここは女性的極磁場。牛窓が日本のエーゲ海なら、鳴門は日本のモロッコか?!

 そんな女性的な豪快さの渦潮、その近く、もっとも潮のきつい場所でわかめを育てている福池さん。 ちょうど訪ねた時がその年最初のわかめ収穫の日。 船でそばの入江に運び、すぐに海水の熱湯でゆがきます。 湯に入ったわかめはあっという間に鮮やかな緑色に変色します。ファーっと。見てると目の焦点のおさまりどころにマゴマゴもします。
 そうして茹でられたわかめは、洗い、その場で塩蔵(塩づけ)にしてゆきます。

茹でた海水や洗う海水もそのまま海に帰るし、その場で塩蔵するとこまでやってしまうその野外の作業場はやはり無駄なしでした。
 帰り際に、ゆがく前の生わかめをごそっと海男盛りで頂き、まこっちゃんの「わかめしゃぶしゃぶうまいんよ」のナビゲーションに従い、岡山に持ち帰りしゃぶしゃぶしました。 んまかったよ。           謎なし!

        コタンでは、福池さんのわかめを部分ごとに3種類扱っています。

塩蔵  わかめ (葉)  100g 170円    さっと塩抜きでき、サラダ、味噌汁に。
                            油炒めてもよし。それを卵でとじるのも自由

      本芯 (茎)   100g 50円   コリコリおいしい茎の部分。煮物にするのに
                           ナイスです。好きな人はすごく好きなコリコリ。

    メカブ (芽)   100g 130円   塩抜きした後、刻んで熱湯をさっとかけ、かき
                           混ぜるとトロトロ。酢醤油などで味付けして、
 (すべて1kgより15%引きになります。) いざ熱々のご飯へ。

ナマステゲストハウスの受け入れ口              ノーザン