2008.01.25

           うっずんは純粋養蜂家 

 ハチミツ。日本のハチミツ。日本では、純粋なハチミツのほかに、脱色、脱香、さらにビタミン、ミネラルなどの栄養成分を除去した「精製ハチミツ」。トウモロコシから採ったコーンスターチ(デンプン)からつくった異性化糖が純粋ハチミツに混入された「加糖ハチミツ」などが、純粋ハチミツとして多く売られていましたが。 現在では表示法の改正により、これらのモノに「純粋」と表記できなくなっています。
 しかし、純粋ハチミツの中でも作り方はいろいろあって、大量生産のために、まだ水分を多く含むミツを取り出し、減圧濃縮釜などで加熱加工されているものなどが多くあります。
 ハチミツとは、まず外勤の働き蜂が花から吸い取ったミツを胃袋に貯めて持ち帰り、巣で待つ内勤の働き蜂の胃袋に口移しで移されます。つまり、集められた花蜜は働き蜂の体内を2回通過します。そのプロセスの中で化学変化してできたハチミツを巣箱の六角形の巣房に押し込んでいきます。それだけでは、水分が70パーセントもあって貯蔵に適さないため、若い働き蜂が羽根ブンブンで風をおこし、水分を蒸発。水分が20パーセントほどの高純度のハチミツにします。そして、そのハチミツの吸水を防ぐため、体内から蠟(ろう)を分泌させて巣房を密封します。そのフタを取り、遠心力を使ってミツを出し、ろ過しただけのもの。それが純粋な超自然食品、ハチミツです。

 今回紹介するうっずんは、学生の時は美術大学でパフォーマンスを主として活動していました。そうしている中で、作品制作中のゴミや作品発表後に無用なものになり果てていくモノ、そして美術という枠組みの中だけで消費されていく日常の行為に対して、「美しい事をするためにやってんのにこんなんなんか違う。」と矛盾を感じはじめたその頃、ある場所で純粋なハチミツをふと口に入れた。    「うんまーーーい!」パッカーーーーーん。
 はじめの出会いも感動的だったが、知れば知るほど、ハチミツって黄金色をしていて、しかもこの世で最も美しいもののひとつの花から採れて、しかも捨てるとこなんて何もなくて、しかも・・・・・・。 と、ずぶずぶにハチミツに惹かれ、在学中に養蜂家宣言。卒業と同時に養蜂家の道へと入った。
 無駄のない美しい行為の中にいたいという思いの形として養蜂があり、その地道な生き方自体がパフォーマンスとなる。表向きはハチミツのいち生産者であるけれど、行為の意味としては美学の追求。
 自分も、人が自然の一部として無理なく存在していくためには、純粋な美しさというものを感じ続けていくことがその方法の一つだと思います。
 うっずんの美しきの結晶、純粋ハチミツです!

         コタンでは、現在3種類扱っています。

   百花蜜  100g 260円      絶品!花の香りが素晴らしい、蜜に誘われ遠く
                        からのお客さんも多いです。間違いなし!!

 そばがらす蜜 100g 260円    そばの花の蜜。鉄分豊富で女性は喜。少し癖の
                        ある濃厚な味。好きになったらやめられない。

  れんげ蜜   100g 480円    ご存じ高級ハチミツ。透明感のあるその色、
                        上品な味、香りはみんなのあこがれ。

 コタンでは量り売りをしています。 容器をお持ちいただければ入れれます。なおお持ちでない方のために用意もしております。(有料80円)