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チルチルキッチン / 無添加コチュジャン 110g

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【大人気!無添加コチュジャン!】

朝鮮半島が発祥といわれ、
「コチュ」は唐辛子、「ジャン」は調味料を意味するコチュジャン。

原材料は、みそ・みりん・唐辛子・きび砂糖
醤油・にんにくと、わたしたち日本人に馴染み深いものばかり。
化学調味料など素材本来の味を打ち消してしまうものはひとつも入っていません◎

一般的なコチュジャンの多くは、
旨みを足すための酵母エキスやアミノ酸、小麦粉、色素などが使われています。

辛みはほとんどなく、唐辛子の旨味がつまった甘味噌のような感覚でお使いください。

ご飯と海苔で巻いて食べたり、鍋や焼き肉のお供に、ご家庭のお味噌と合わせてお味噌汁に。

スタッフもみんな大好き!
とても優しい味なので、幅広い食材や料理となじみ引き立ててくれますよ!

作り手のチルチルキッチンさんは、
岡山市中区にて「身体にやさしい」をテーマに無添加ランチとかき氷を提供されています。
手作りの甘麹や醤油麹、塩麹など色々な発酵食品で味付けをされ、
すごく美味しいと噂の韓国ランチもぜひ行ってみてください♪

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コタンネットショップ
https://www.cotanfoods.com/

コタン 岡大前店
岡山市北区学南町2-7-13 TEL/FAX 086-256-2224
営業時間 10:00~19:00
店定休日 毎月第一火曜日

コタン 奉還町店
岡山市北区奉還町1-6-1 TEL/FAX 086-214-3539
営業時間 11:00~19:00
店定休日 毎月第一火曜日

【名刀味噌本舗】

岡山県瀬戸内市備前長船。
小さな川が流れるのどかな住宅街に「名刀味噌本舗」さんはあります。

名刀味噌の屋号のマークが印象的な綺麗な黄色の暖簾をくぐると
心地良い蒸し暑さと発酵の良い香りで身体が緩みます。

出迎えてくれたのは3代目の高原隆平さん。

現在、2代目は補助に回り、
主にお兄さんの陽平さんと弟の隆平さん、松尾さんの3人で名刀味噌を作り続けています。

名刀味噌は元々、農家さんが米を持ち込み米を麹にする「麹屋」から始まったそうです。

今でも麹づくりを一番大切にされており、
現在も地元の方から米を預かり麹にする仕事も続けておられます。

1954年創業で現在3代目。
味噌屋としては歴史は短いそう。

来た時から気になっていたTシャツのおじいさんが初代喜久郎さん。
(愛が伝わります。。^^)

喜久郎さんは全盲だったため
作業部屋には見えなくても作業がしやすい様にいろんな工夫がされていました。

その一つが麹室。
喜久郎さんが見えなくても分かりやすいよう
平乾式乾燥機を流用した4つの大きな箱がある麹室。

湿度が通常より高く、麹菌以外の菌も繁殖しやすいそうですが
その他の菌の多さと、手がける3人の手の常在菌が味の決め手だとか。

一度、老朽化で麹室を改装した際も普通の麹室には改装せず
元の形をそのままに改装したそうです。

「麹室の性質や人の手によって名刀味噌の味になる。なるべくそのまま。自然のままに。」

そう弟の隆平さんが語ってくださいました。

そして、喜久郎さんはアイデアマンだったそうで、乾燥した麹を開発したのも喜久郎さん。

そのアイデアマンの精神は現在も受け継がれており、
コタンでも定番の「生塩麹」は業界ではびっくりの塩分5%の低塩仕込み。
(一般的には10~15%程度)

さらに非加熱処理で瓶詰めしているため、酵素が元気いっぱいの「生」の活きた調味料です。

名刀味噌本舗 / 生塩麹 330g

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「糀ネクター」は米麹100%の甘酒をすりつぶした
トロトロの濃厚な麹のネクター。
甘味は麹由来のみ!
乳酸発酵の力ですっきりと甘酸っぱい味わい。

名刀味噌本舗 / 糀ネクター 150g

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糀ネクターのソーダ割りをみんなにふるまってくださいました!

蒸し暑い麹室を案内して頂いた後だったので
スッキリして甘酸っぱい味わいがとっても美味しい!
身体に染み渡りました~♪

これからの寒い時期は糀ネクターを温めた豆乳で割るのもオススメ♪
こちらはコタンの常連さんに教えて頂いたレシピです◎

甘酸っぱい糀ネクターと優しい味の豆乳が身体を温めてくれます♪

その常連さんは寒い朝の楽しみの一つだとか◎
とっても素敵です!

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新しい商品を企画していく事の他にも力を入れておられることが「地産地消」です。

中国産の原料をわざわざ輸入する事に疑問を持ち、地元の麦や大豆を使用しています。

農薬を使用している農家さんには
農薬の蒔き方も相談し、無農薬に向けての働きかけもしているそうです。

お兄さんの陽平さんが積み上げられた樽の中から二つの樽の中身を見せてくださいました。

なんと、大豆の固定種・在来種の栽培も自分たちで始めたそうです。
しかも自然栽培!

現在は地元の品種の青大豆と茶大豆を収穫し、
豆の特徴を活かし甘味噌や熟成味噌など仕込んでおられます。

その時教えて頂いた原料の国産の麦や大豆、米の現状。

麦や大豆は国の補助金が少なく、決められている販売時の単価も安いそう。

その事もあり、先日岡山では大豆を作っていた大きい団体が生産を止められたそうです。

米に関しても、
畜産用の飼料米には補助金が出ますが人間が食べる用の食用米には補助金が出ません。
国に余剰米が沢山あるからだとか。

補助金が出ない、少ないとなると、手間が多く収穫量が少ない無農薬・無肥料の栽培では
コストがかかり過ぎてしまう。

海外の安価な原料が入ってくると、作っても高いと思われ消費者は買わない。

無農薬以前に、その原料を生産することすら継続できない。

商品の作り手も、地元で生産されてる原料を使いたくてもとても少なく
(さらに無農薬・無肥料はさらに少ない)危機感を感じているという事。

国の制度上、継続して国産原料を作ることが困難な現状ですが、
国産の原料を育てて、国産原料で作り手が商品を作って行く事。

「やらないといけない大切な事」
「出来ることからやるしかない」

今回の研修で伺った
kotibrewery(コチブルワリー)さんや一文字うどんさん、waccafarmさん、
風の谷さん、そして名刀味噌さん。

みんな口を揃えて言われてた言葉です。

味噌作りは1300年前に始まり今まで続いてきた。

「自分たちも歴史の一部だと思っている。」
そう語ってくれた松尾さん。

「発酵しているからるからこそ、生きているものを食べるという事。」
「食の中の本道ではないかと思う。」

私たちの身体は食べてきた物で出来ている。
色んな食物の栄養や菌で出来ている。

その栄養や菌を人の手で料理や商品にして食べている。

丁寧に自然に無理なく作られた食べ物。
選べばまだきちんとあります。

名刀味噌さんの味噌はそんなお味噌です。

ぜひ名刀味噌さんの作り手の思いを知り味わっていただきたい。
お話を聞きながら強く思いました。

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名刀味噌本舗 / 合わせ麹味噌 800g

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一般的な合わせ味噌は、仕上がった米味噌と麦味噌をブレンドして作ります。
名刀味噌さんは仕込みの段階で玄米麹と麦麹を合わせて仕込み、それぞれの麹の
相乗効果で旨みを引き出します。
玄米麹の風味と麦麹の甘味がバランスよく醸し出されたお味噌です。

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名刀味噌本舗 / 玄米麹味噌 800g

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玄米の優れた栄養価をそのままに、長期熟成による独特の旨味と風味のあるお味噌。
当地に古くから伝わる麹歩合(通常の2倍)により玄米麹の自然の甘味が活かされ、
深い味わいがあるお味噌です。

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名刀味噌本舗 / あま味噌(白味噌) 750g

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通常の白味噌の場合、大豆を煮て色調を白く見せるため浸漬持に漂白することもあります。
名刀味噌さんは、栄養価を損なわぬよう大豆に漂白等の処理を一切行いません。
しかも通常より熟成期間を長くとり、味や風味、旨味が増した白味噌となっています。

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今回の研修で感じた事。

どの作り手さんも一貫して
国産原料への危機感と、それでも続けて行く事の大切さ、
思いや覚悟を教えてくださいました。

ここ数年で急激に変わった日本の生産システムと食卓。

「食べる事は生きる事」よく聞く言葉です。

その食べ物はどうやって食卓に届いているのか。

どんな人たちで
どんな思いで
どうやって作られているのか。

もっと届けたい、伝えたい。
コタンが出来る事は何だろう?

大事な思いを改めて問う事の出来た研修ツアーでした。

作り手が居なければ手に入れる事が出来ません。
求められなければ作り続けることは出来ません。
お互いあってこそ。

思いある作り手が続けて行くために。
自分や大切な誰かを思う人々が求める商品を届けるために。
思いのある商品を思い求める人に繋げていきたい。

コタンがそういう店でありたい、と改めて思いました。

【organic farm 風の谷】

一般道から外れ、谷間の草が鬱蒼と茂る小さな道を行く。
パっと空が開け、海が見える谷間。

海から山からの風が通り抜ける、まさに「風の谷」。
そんな場所に「organic farm 風の谷」さんの畑があります。

美しい絶景に広がる、草がきれいに取られたそれはそれは美しい畑。

風の谷さんの野菜は大きくて美しいなぁと納品の度に思っていましたが、
畑もなんとも美しい。

出迎えてくれたのは風の谷を運営する啓介さん。

スカンと開けた日当たりが良い土地で、風が抜け、水はけも良いそうです。

それは反対に、真夏の太陽を遮るものがほとんどないという事。

そして、風が強いと作物は倒れてしまいます。
冬の強風の時期は背の高い野菜は植えないなど、自然にとても左右されやすい立地。

そんな場所で無農薬・無肥料・除草剤不使用!

毎回美味しく美しい野菜を店頭に届けてくれる。
たくさんの努力と施行錯誤の賜物。
すごい!

ほとんど生えていない草は全て手作業で取っているそう。

自然農では下草を生やしたままの畑をよく見ます。

風の谷では実践してみた結果、草をきちんと抜いたほうがよく育つそうです。

そして水は基本やらない。
(人参やタマネギ、種蒔きの時に発芽に必要ならあげるくらい)

そして、肥料もやらない。

今スーパーマーケットでよく売ってる
大量生産で規格の揃った野菜は慣行栽培という農法で、肥料と農薬がセット。

肥料をやるから虫が来て、肥料で草が育つ。
そのために虫駆除の農薬と除草剤を撒く。(なんて悪循環!)

しかも肥料を与えた野菜は、細胞を肥大させて大きくなっているので
細胞の結びつきが緩くなり腐りやすい。

自然栽培の野菜は細胞が密だから腐らずに枯れる。

何より、植物は本当は一人で完結しているもの。

太陽の力で大きくなり、葉や根から光や水を吸収し
自分でデンプンを作って育つから肥料は要らない。

どれだけの栄養分が要るかなんて、本当は植物自身にしか分からない。

水も肥料も人間がやらないのが本当は自然。

人間が手を加えなくても植物自身で完結している。

啓介さんの話を聞いて本当に納得。

人間が自然をコントロールするために変な悪循環をしている事。
改めて再確認しました。

手押しの耕運機で耕すのにも理由があります。

トラクターで畑を耕す方が簡単ですが、トラクターの重みで土がカチカチになり
植物が根を伸ばすのを遮ってしまう。

いかに植物自身が根を伸ばして栄養を取っていくかが大切。

重い機械で土をカチカチにしない事。
雑草を小まめに取る事。
全て植物の力を最大限に出せる様、環境を整えることが大切だと言われていました。

そして、風の谷さんで一番大切にされているのは「種採り」です。

「自家採種」(自分で種を採る事)から逆算して考え、種を採るために野菜を育てる。

あれ?
野菜が食べれるまで育てるのが一番大切なのでは?

そう思う方もおられるかもしれません。

数回前の「種」についてのメルマガでも書かせていただきましたが
「自家採種」ってとても大切なのです。

この「自家採種」に、
無農薬、無肥料、除草剤不使用でも美味しい野菜が育つヒントがあります!

種は野菜のDNAの宝庫。
親の特性を継いで子は育ちます。

親がその土地にしっかり適応し力強く育っていれば、
(水が少ない土地なら水が少なくても育つなど)
その特製を継いだ子は、その土地・風土に一番合った野菜になります。

繰り返し種を継ぎ育てることで、どんどんその土地に合う特性になっていく。

力強い野菜は虫にも負けません。
一所懸命自分で養分を作って守るので、余計な肥料をあげなくても美味しい。
農薬も肥料も要りません。

そして連作について。

通常農業では連作を推奨していません。

「連作障害」
繰り返し同じ場所で同じ野菜を育てると
その野菜に必要な土の養分がどんどん減って、その野菜の育ちが悪くなるというもの。

しかし風の谷さんはあえて連作をします。

自然を考えた時、植物の種が落ちるのは生えている同じ場所です。
それを再現しているだけ。

自然に添って、植物自身の適応力を大切にしていく。

「そうすると、愛着も湧くしね。」

例え過酷な環境でも、色んな経験を共有し、一緒に自然と寄り添いながら育てていく。

不作でも種さえ採れない時は無い。
不作の種でも、次の年には問題無く育つ。

命を繰り返し続けて行く事。
それは人間も植物も同じなんだ、と改めて感じました。

啓介さんは元々農家さんでなかったそうです。

元々東京で服屋を20年ほど営んでおられました。

きっかけは3.11。
東日本大震災で社会の在り方を考えた時、東京で服屋をずっと続けていくイメージが
湧かなかったそうです。

色んな本を読んで模索する中、
近所の有機栽培農家さんが育てた春菊を食べたらすごく美味しかった。

そこからどんどん農業に興味が湧き、2年ほど服屋の仕事をしながら
その有機農家さんに通って農業を教わったそうです。

本格的に農家になろうと思い、西日本で土地を探していた時に
この土地を同じ牛窓のwaccafarmさんから紹介してもらいました。

「海が見えるからいいかな、で決めた」
「来ちゃったしやるしかない。」

今も畑の周りは自然に還りそうなほどの草の海。。

「元々この周りみたいに草が生え放題の場所だった。ちょっとづつ開墾した。」

何年も耕作放棄地だった場所。
しかも谷間なので傾斜も多く開墾作業は過酷だったのでは。。

「まぁ、やろうと思ったらやれた」

面白いから、とアハハと笑う啓介さん。

本当にすごい!

今年は夏以降雨が少ないから、秋からの葉野菜の芽が中々出ない。
出ても水が無いから育たないかもしれない、と言われてました。

確かに研修で伺った10月前後は1~2ヶ月まともな雨が降らなかった。

「種さえ採れれば、また来年も頑張れる。自分の気持ちを繋ぐためでもある。」

畑を見ながらぽつりと言った言葉。

自然は只ただ優しいだけじゃない。

降り注ぐ太陽と風の通り抜ける風の谷で
野菜と共に日々真剣に向き合っておられます。

美しい海の見える畑。
飄々とした笑顔の啓介さん。

ツヤツヤのピーマンを頂き、歩きながらガブリ。

苦味もほとんどなく、とっても瑞々しくて活き活きしていて
本当に美味しかったです。

風の谷さんの野菜は毎週金曜日にコタン両店入荷です♪

みなさん、ぜひ風の谷さんの野菜を食べてみてくださいね!

野菜便を不定期でされています。
気になる方は詳細コチラ↓↓↓

https://kazenotani-farm.stores.jp/