スタッフブログ

2014.07.03

MOROCCO

はじめまして。コタンスタッフの山本です。
いつもご利用いただき有難うございます!

私事ですが先月、30を目前にして初体験の海外へ行かせていただきました。
一人旅。選んだ場所は何年もあこがれ続けていたモロッコ。
英語力は中学生以下レベル、アラビア語はもちろん、公用語であるフランス語もお手上げ。
一か月前にとりあえず飛行機のチケットだけ取ったのはいいものの、準備もギリギリ。
ほぼ勢いだけで自分でもワケも分からないまま飛び込んだモロッコは…
想像していた以上に素晴らしい国でした。
この場をお借りして少し旅のお話をさせてください。

モロッコ、旅を終えてみて強く心に残っているのは人々の温かさと優しい笑顔。
出発前、訪れた事がある人たちからは危ないうわさもけっこう聞いていたけど
色々なものに守られ、心やさしい現地の人達にたくさん助けられ
特に危険な目に遭うこともなく、感動や刺激にあふれた最高の旅でした。

まず、コタンスタッフとしては食レポを。
モロッコの食べ物、基本的には何でも美味しいです!
メジャーなのはタジンやクスクス、モロカンサラダなど。




味付けはシンプルで、素材の味がしっかりと味わえます。
屋台でもレストランでも席に着くとたいてい「ホブス」というフォカッチャのような
平べったいパンと、塩漬けオリーブなどがセットで出てきます。
この「ホブス」が日本でいうご飯のようなもの。

炭水化物もよく出てきます。
ある日のホテルの朝食は、大きなクレープ3~4枚にバターをたっぷり塗ったもの、
ホブス、山盛りのチョコチップクッキー、そして甘い甘いミントティー。
見ただけで胸やけがしてしまいます。このホブス、どうやって食べたらいいんすか…?!
パティスリーではクッキーなどを好きな大きさの箱に好きなだけ詰めて量り売り。
こちらもただただ甘いです。デーツ入りのクッキーがおいしかったな。

モロッコといえばミントティーです。



緑茶とフレッシュミントを煮だしたお茶に、
信じられないくらい大きな角砂糖のかたまりを入れて飲みます。
初めて飲んだ感想は…「げっ!ハミガキ粉飲んでるみたい!!」と
顔をしかめてしまいましたが、毎日強い日差しが照りつける中
この土地を歩き続けていると不思議とこの味が恋しくなって
旅の後半ではよく自分でもオーダーしていました。

そしてモロッコはとてもオーガニックな国でした。
もちろんそれを意識しているわけではなく、そういう暮らしが当たり前というかんじ。
特に先住民であるベルベル系の人々は、砂漠へと続くアトラス山脈の
険しい山道沿いの小さな村で、これぞ人間の暮らしの原点!というような生活を送っていて、
何百年も昔にタイムスリップしたような気分でした。




自然の恵みを上手に生活に取り入れ、必要なものは自分たちの手で作り出す。
過酷な環境の中、生きるために農作物を育て、家畜を育て、チーズやハチミツも自家製。
一家に一頭は飼っているというロバが、収穫した重たい荷物を背負って車やバイクとともに
道を歩く。女性たちはヘナやデーツの種から作ったアイカラーでお化粧して。



マラケシュやフェズ、シャウエンなど街のスーク(市場)には
高い技術を持った職人さんがたくさんいて、伝統を守っています。
多く見られたのは、バブーシュ、革製品、染色品、陶器、カゴ細工、木工品、鍛冶屋など。




とても繊細な作りと美しいデザインや配色。うっとり見とれてしまいます。
藍やスパイスなどのナチュラルカラーで染められたカーペットなどの布製品もすてき。



また、人と人とのつながりをとても大切にしている国だな~という印象が強かったです。
家族や友人をとても大事に想い、困っている人がいればお互いに助け合って。
道端で顔見知りに会えば、満面の笑みでハグしてほっぺにキスの挨拶。
「やぁ、元気かい?」と会話が始まる。
女性同士だって、おじさん同士だって、おじいちゃん同士だってみんなそんなかんじ。
そんなキュートでLOVE&PEACEな光景をしょっちゅう目にして心が温かくなりました。
自分の気持ちを素直に相手に伝えることができるって素敵。

長時間移動の列車の中では、一人が話し始めると隣のお兄さんも向かいのおばちゃんも
どんどん加わって世間話が始まり、初対面同士とは思えないくらい和やかな空間に。
私もボロボロの英語と、筆談と、ジェスチャーを駆使して異文化交流をエンジョイ。
向かいの席のきれいな目をした男の子。鶴を折ってあげたら喜んで遊んでくれました。



イスラム教徒のモロッコの人々は神様への感謝の心もとても大切にします。
モスクと呼ばれる礼拝堂が街のあちこちにあり、その高い塔から一日5回、アザーンという
礼拝を呼びかける言葉が街中に響き渡って、とても神聖な空気に包まれます。



毎週金曜日の”祈りの日”には、モスク周辺やお店の前にもマットを持参した人々が集まり
呼びかけに合わせてジュラバ姿の人々が一斉に地面に頭をついてお祈りしていました。

モロッコにいると1日の時間の流れがとってもゆっくりに感じます。
日が落ちるのが21時頃だったのもあると思いますが、日本とは明らかに違う時間の流れ。




人々の話し方も歩くペースもゆっくり。仕事の合間の一服タイムも大切にして。
子供や動物たちも大自然の中で自由にサッカーしたり走り回ったり。
なんというか、街全体の空気がせかせかしていなくて、ゆっくりと深呼吸ができるのです。

初の海外旅を終えてみて…旅は新たな自分にたくさん出会える瞬間がたくさんあります。
日本にいると、色々な雑念がつきまとったりして思うようにできないようなことも
自然とできてしまう。積極的にコミュニケーションをとりにいけたり
色々なトラブルも楽しんじゃってる自分がいたり。
「こんな自分いたんだ~!」という驚きと発見もたくさんあって面白かったです。
不思議な旅マジックにかかりまくった二週間。ちょっと自信もついた。

そして、この国のことがより好きになりどんどん興味が湧いてきています。



人々の暮らしのこと、食のこと、仕事のこと、音楽のこと、イスラム教のこと、
ベルベルやトゥアレグ民族の歴史のこと…。もっともっと知りたい。
この国の人々の大きくて豊かな心はいったいどこから生まれてくるのかな。
あのどこまでも続く広くて大きなアフリカの大地の魂が心の中に宿っているのかな。





できることなら実際に住んで生活をしてみたいくらいだけど
それはすぐには叶いそうにないので…ちょっと勉強してみます。

それと同時に、愛すべきふるさとである日本が誇れる昔ながらの文化や知恵も
絶やしたくない、大切に守っていきたいと改めて強く感じました。
日本の食は本当に素晴らしい。そして美味しくて身体まで元気になっちゃう。
そんな素晴らしいJAPANES FOODを、ここコタンから
みなさまとシェアさせていただけること、本当に幸せに思います。

長い長い記事を読んでいただいて有難うございました。
これからもどうぞ宜しくお願いいたします☆

再開します!食品放射能測定!

持込締切日:7月12日(土曜日)
予約・検体受付場所:コタン岡大前店
          〒700-0011 岡山市北区学南町2-7-13
          TEL・FAX:086-256-2224
コタンでお預かりした検体は、「せとうちラボ」に送り測定いたします。測定結果はメールまたは店頭にてお渡しします。

震災から3年と3ヶ月が経過しました。
今もなお東京電力福島原発事故の影響で13万人近くの人たちが避難生活を送っています。
毎日のように汚染水の計測値は上がり続け、つい先日も報道されたばかりですが(http://mainichi.jp/select/news/20140621k0000m040124000c.html)、データの値が過少評価されていて、1年もの時間が経ってから大きく上方修正されて報告されます。この手の報道で下方修正された事は記憶にありません。
2011年3月事故当時、自分は福島県いわき市にいました。放射能プルームが上空を通り一番放射線量が高かったであろう時も外にいました。屋内退避の指示は残念ながら自分の耳には届きませんでした。同じような方は、大人も子供も含めて多々いたと思います。自然災害の混乱の最中であったことは否めませんが、大事な情報が届きにくかったことは事実でした。それはもちろん福島ばかりではなく、その他近隣の県の方にも言えることだと思います。命にまで影響を与えるかもしれない情報であっても、一般の市民にはなかなかタイムリーでは入手しずらいんだと、原発事故以後にいろんな現場に出て見て体感する事でより強く思うようになりました。 
私はもちろん故郷の復興を切に望んでいます。ただ、見ようと思えば見る事ができる負の事実に背を向けて、どんどんと一人歩きする安心安全キャンペーンには大きな違和感を感じています。震災からだいぶ時間が経過してしまいましたが、テレビや新聞から流れてくる情報ばかりを鵜呑みにすることなく、自分の目で事実を確認しボーダーラインを判断する時期なのかもしれません。私も自宅用薪ストーブの焼却灰を地元の市民測定所で計測してもらいました。8,000bq/kg超の事実を知ることができました。これも自分の目で確認してきた事実の1つです。
 農林水産省のホームページによりますと、肥料の暫定基準値として放射性セシウムの許容される最大値として400bq/kgが今もなお設定されています。もちろん流通もされています。これは、命ではなく経済活動を優先するとんでもない数字だと思います。放射能の有無は測定するしか判断できない現実ゆえ風評や過剰な反応も出やすいし、また無関心にもなってしまう物事だと思います。もちろん安全、危険の判断には個人差もあると思います。それをふまえそれぞれが判断できる情報のひとつとしてこの測定を役立てて貰えればと思います。
西日本で放射能測定を受けつけている所は、まだまだ少ないと思いますので、この機会にどうぞご利用ください。

コタンスタッフ
渡辺又弘

自然食コタン


瓜生良介さんが伝えた快医学。全国にその実践的な治療法を伝える人、治療院が有ります。

今回もその一人、埼玉で「れんげそう庵」という鍼灸、快医学の治療院を運営されており、東京西荻窪のほびっと村などで「快医学セミナー」を開いている野本美保さんを講師に迎えて、岡山市北区ゆうあいセンターにて「快療法 操体法セミナー」を行います。

放射能の問題、公害の問題、恒常的に続く食品添加物の問題、3年前より、よりいっそう実践的な快医学の重要度、効果が高まっていると思います。

以前参加された方も、その新しい治療法と前にならったLETや温熱療法のおさらいもかねて、初めても方は是非、快医学との出会いの場として是非ご参加ください。

   快療法 操体法セミナー   講師 野本美保

     2014年 3月16日(日) 午後2時~5時

場所 ゆうあいセンター 大会議室(岡山県総合福祉・ボランティア・NPO会館 2階)

     住所 岡山市北区南方2-13-1 

                    
講師プロフィール;芝居、寄せ場でのボランティアを経て快医学と出会い25年。現在浦和で「れんげそう庵」(鍼灸、快医学)を営む。3.11以降、福島での快医学健康相談に参加。暴力被害を受けた女性と子どもをサポートするNPO、女性ネットSaya-Saya理事。趣味は野菜料理、猫と戯れる、音遊び。

参加費 2500円  ※参加される方は、下記までお名前、参加人数を事前にお知らせください

    問い合わせ 自然食コタン 岡大前店 086-256-2224
                      090-7220-1972(近藤) 
 

 「快療法」

快療法は、日本にある優れた自然療法を、「生活の中の快い法則」を軸に再構成したものです。

せっぱつまった大病であればあるほど生活の大改革をしないかぎり、薬や手術や治療で治せるものではありません。生命の法則に反した生活をふりかえり、生活全般を気持ちのよい生命の法則に沿ったものへと改めてゆきます。

食べ物を「おいしい♡!」と感じないと、栄養になりにくいように・・・・・「本当のここちよさ」というそれぞれの羅針盤をたよりに病気やガン、老いまでも生かし、楽しく元気に本当の自分で生きましょう。

今回は操体法を中心に体と動きの仕組みを学び、からだのゆがみ、腰痛肩こりなどを自分で解消する技を身につけます。是非ご参加ください。

 ~操体法~
基本になっているのは、快法則に違反した不快な生活の結果、運動系に生じたユガミや痛みを、自分が気持ちのよい方向、痛くない方向に体を動かすことで除去し、矯正していくという「快原理」です。肩こり、腰痛、体のユガミを自分で整える。          
                   

                  自然食コタン