再開します!食品放射能測定!
持込締切日:7月12日(土曜日)
予約・検体受付場所:コタン岡大前店
〒700-0011 岡山市北区学南町2-7-13
TEL・FAX:086-256-2224
コタンでお預かりした検体は、「せとうちラボ」に送り測定いたします。測定結果はメールまたは店頭にてお渡しします。
震災から3年と3ヶ月が経過しました。
今もなお東京電力福島原発事故の影響で13万人近くの人たちが避難生活を送っています。
毎日のように汚染水の計測値は上がり続け、つい先日も報道されたばかりですが(http://mainichi.jp/select/news/20140621k0000m040124000c.html)、データの値が過少評価されていて、1年もの時間が経ってから大きく上方修正されて報告されます。この手の報道で下方修正された事は記憶にありません。
2011年3月事故当時、自分は福島県いわき市にいました。放射能プルームが上空を通り一番放射線量が高かったであろう時も外にいました。屋内退避の指示は残念ながら自分の耳には届きませんでした。同じような方は、大人も子供も含めて多々いたと思います。自然災害の混乱の最中であったことは否めませんが、大事な情報が届きにくかったことは事実でした。それはもちろん福島ばかりではなく、その他近隣の県の方にも言えることだと思います。命にまで影響を与えるかもしれない情報であっても、一般の市民にはなかなかタイムリーでは入手しずらいんだと、原発事故以後にいろんな現場に出て見て体感する事でより強く思うようになりました。
私はもちろん故郷の復興を切に望んでいます。ただ、見ようと思えば見る事ができる負の事実に背を向けて、どんどんと一人歩きする安心安全キャンペーンには大きな違和感を感じています。震災からだいぶ時間が経過してしまいましたが、テレビや新聞から流れてくる情報ばかりを鵜呑みにすることなく、自分の目で事実を確認しボーダーラインを判断する時期なのかもしれません。私も自宅用薪ストーブの焼却灰を地元の市民測定所で計測してもらいました。8,000bq/kg超の事実を知ることができました。これも自分の目で確認してきた事実の1つです。
農林水産省のホームページによりますと、肥料の暫定基準値として放射性セシウムの許容される最大値として400bq/kgが今もなお設定されています。もちろん流通もされています。これは、命ではなく経済活動を優先するとんでもない数字だと思います。放射能の有無は測定するしか判断できない現実ゆえ風評や過剰な反応も出やすいし、また無関心にもなってしまう物事だと思います。もちろん安全、危険の判断には個人差もあると思います。それをふまえそれぞれが判断できる情報のひとつとしてこの測定を役立てて貰えればと思います。
西日本で放射能測定を受けつけている所は、まだまだ少ないと思いますので、この機会にどうぞご利用ください。
コタンスタッフ
渡辺又弘