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          お待たせしました。有機グレープフルーツ販売再開です。
 
カリフォルニア産のルビー グレープフルーツです。栽培も有機JAS認証の規定内で行っていることは勿論、輸送の際もポストハーベスト(後の注で説明)を使用せずお店まで届けられたものです。万一、輸送中に虫が来たり、病気、カビがきたりで薬が使用された場合、それらの作物は別の流通に回され、有機作物として流通することはありません。できません。コタンで有機と表示してあるこれらの果物はこの予選を勝ち抜いた強豪たち。
 決勝トーナメントは岡大前のコタンスタジアムで開催しております。手にとって買い物かごに入れてもらうという観客参加型の競技です。お誘い合わせのうえ、積極的にご参加ください。
 
 経験的に有機栽培、自然栽培の果物というのはそうでないものと、味が如実に違う。柑橘類は特に違いが分かる。味の多様性というか総合力というか、糖度だけがやたら高かったり、きれいだけど味がないなどということは少なく、基本的に味が濃い、しっかり太甘い、ちゃんと酸味がある。 力強く生命力があるのがわかります。 なので家で長いこと置いていても通常のものよりずーと長持ちしています。
 このグレープフルーツはとても美味しいですよ。体に果汁が沁みわたります。これを絞っただけのグレープフルーツは、この間までコタンで働いていた聖紅の大好物。「今までのグレープフルーツジュースでダントツ一番。」とかなんとかいって「今日は風邪っぽいから」とかなんとか自分に言い訳しながらよく飲んでいました。 ほんまおいいしいんよ。

       有機グレープフルーツ  1個   273円(税込)
       有機グレープフルーツジュース  500円(税込)    店頭でシボリマス。

     有機栽培のキウイフルーツも入荷しています。ニュージーランド産です。
甘味も酸味もばっちりで久々においしいキウイをいただきました。フルーツを食べたという満足感を保証します。 半分に割ってスプーンで掘りました。
 
        有機キウイフルーツ 1個   187円(税込) 大玉です。

            注     「ポストハーベストとは」
 ポストは後、ハーベストは収穫を意味し、収穫後の農産物の品質を保持するために防かび材・防腐材など、農産物に散布する農薬のことをポストハーベストと言います。 栽培中に使われる農薬と違って、収穫の後に直接農作物にかけられるため、農薬が作物に残ってしまう割合が高いのです。
 日本では、ポストハーベストの使用は認められていませんが、他国では農作物の長期保管や輸送中のカビや害虫による品質低下を防ぐために、ポストハーベストの使用が認められているそうです。農薬の中には、発癌性や催奇形性など人体へ影響を与える疑いのある成分も含まれておりその危険性が消費者団体等を中心に指摘されていています。
        
         食の安全性に大きな不安を与える農薬の使用方法です。
 
 身近なポストハーベスト農薬の恐れがあるのは、輸入穀物の小麦、大豆、米、とうもろこし、オレンジ、レモン、バナナなどの果実類、ジャガイモ、カボチャなどの野菜類、ナッツなど、ほとんどの輸入農産物です。できる限り、国産の地元のものを食すことが良いです。

   入りました。  高知県高岡郡越知町、北川多代子さんの作るきな粉です。
          
           販売元の高生連の「北川製粉所」紹介記事から

『北川製粉所は、高知県高岡郡越知町にあります。 越知町は高知県三大河川の一つである仁淀川水系の中流域にあり、山間部と平野部との境に位置しています。その関係で昔から山間部から平野部へ、平野部から山間部は向う荷物の物流拠点として発展してきた町です。
 かつて仁淀川上流の山間部で生産された農産物は、この越知町まで下ろされ、集積されたり加工されたりして、都市部へと輸送されていました。都市部からの二次産業製品やその他の製品も、ここで仕分けられ山間部へと運ばれて行ってました。山間部の過疎化が激しい現在も、細々とですがその流れは続いています。
 その中で大正15年創業の北川製粉所は、今も81歳の店主・北川多代子さんが山間部の農家から持ち込まれる、大豆、とうもろこし、コーリャンなどの原料を加工、販売して製粉所を維持しています。 特にこのきな粉は昔ながらの製法(薪を焚いて釜で煎っている。)を守って加工しています。
 高知県にはかつてこのような製粉所が、山と平野部の境の町に点在していました。しかし山間部の激しい過疎化のため次々と消えていっています。
 この昔ながらの製粉所の存在は、山間部に農家にとっては数少ない現金収入が得られる所であり、高知県にとっても貴重な存在であると考えています。』    高生連

               電話で話した北川多代子さん。
「大豆は越知のがあしか使いやあせんきねえ。そこでとれるばあをやりゆうがよ。おおきゅうにこれっぱあつくってぇって言われてもね、ひっとりで細々つくりゆうきねえ、今だしゆうばあしかできんわえ。まあ、とおいとこからありがとうございます。ちっとしかないけんどよろしくお願いします。」

大豆を薪で焚き、昔ながらの石臼を使った手作り製法で作られるきな粉はキナコフリークをうならせました。

             石臼挽き きな粉 130g   158円(税込) 

 
     北川製粉 そば粉もあります。  そば粉 200g  291円(税込)
   
          注 もちろんそばがきフリークはうなりました。

(さらに…)

 カモの肉は野鳥の中でも最もおいしいといわれ,日本人は古くから鴨肉を愛好してきました。昔から鴨やその味は、無上のごちそうや快楽,獲物を意味する言葉として伝えられています。
 野鴨の中のマガモを、今から三千年程前に中国やヨーロッパで飼いならし家畜化したのがアヒル(家鴨)です。マガモに比べて大きく,卵をよく産むので、用途に合わせて世界中でさまざまに改良され、各種の料理に用いられてきました。その際、体が大きく重くなり、翼は小さくなったアヒルは数メートルほどしか飛べなくなりました。
 
 私たちに馴染みの深い「鴨南ばん」や「鴨鍋」などの肉も、実は大半が食肉業界で「合鴨」と呼称されてきたアヒルの肉が使われています。本来「合鴨」とはマガモとアヒルをかけ合わせたもの。一般に「鴨肉」と総称される中身は、野生のカモから家畜化したアヒルまでさまざまです。
 その鴨肉のおいしさは、何といっても適度の脂肪とコクのある味わい。しかも肉自体はあっさりしています。これは他の獣肉では得られない特徴です。鴨特有の臭みが気になる場合がありますが、その鴨肉の中でも野生のカモに近いほど匂いが強く、家畜化されたアヒルはもっとも臭いの少ない鴨肉といえるでしょう。もちろん、「臭いのあるほうが、鴨らしくておいしい」と言う人も少なくいます。
 鴨肉の特徴は、牛,豚,鶏肉と比較すると体によいといわれる不飽和脂肪酸やミネラル、ビタミン類が豊富なことが分かっています。 脂肪酸とは脂質を構成する要素の一つで、牛肉、豚肉は飽和脂肪酸が多く、鴨肉は反対に不飽和脂肪酸を多量に含んでいます。
 飽和脂肪酸を過剰に摂ると血液中のコレステロールが上昇する傾向があり、生活習慣病の原因にもなりますが、鴨肉に多い不飽和脂肪酸は植物油に多く含まれているもので、常温で固まらず、血中コレステロール値を低下させる作用があると言われています。とかく悪者扱いの脂肪ですが、鴨肉の場合むしろ積極的に摂りたいぐらいです。
 また、不飽和脂肪酸を多く含むと融点が低く、鶏肉と同様に人の舌の温度で融け始めるので、加熱後、料理が冷めても美味しさが損なわれないと言う特徴もあります。
 こういうことを体で知っていて、昔から食養生の世界では、「鴨肉」は「滋養に富む」食材であるといわれてきたのですね。

 コタンで扱う「アヒル肉」は、岡山邑久町でアヒルを水田に放して無農薬のお米を作っている吉田さんとこのアヒルさん。滋養に富み、コクがあるのにあっさりしているアヒル肉。美味しくいただくための注意点。
                   「油をひかない」
牛や豚,鶏などと比べて、肉にも皮にも不飽和脂肪酸と呼ばれる良質の脂がたくさん含まれています。そのため、炒める場合に脂をひく必要はありません。
                
                「煮すぎない,焼きすぎない」
どんな肉も火を通しすぎると硬くなりますが、鴨肉の場合は特にその傾向があります。鍋に肉を入れたままグツグツ煮るのはよくないです。煮るにしろ焼くにしろ,火がとおったらすぐ食べる。これがおいしさのコツ。

 愛鳥的視点からなのか、これほど良質な家禽が普及していないのが不思議な家鴨肉。
   最後に韓国16世紀の李朝時代の名医・ホジュンが著した「東医宝鑑」より。
                     「野鴨肉」
性質が涼しく毒が無い。補中益気し胃気を均しくする。熱毒風と悪瘡を治療し腹の中の一切の虫を駆除する。陰暦九月以後立春以前に捕ったのが一層からだを補う。家鴨より効能がある野鴨は刀鴨と言い味が好く虚を補う。


        アヒル肉  100g 467円  一羽での販売となります。
                           一羽 3200円~ 大きさで異なります。

      10羽のみの限定販売です。コタン店内の冷凍庫で冷凍販売となります。