おそるべしワイン。
酒は日本酒、焼酎、泡盛が日本の心。そんななか出会った寺田本家の酒が身体にうますぎて、コタンで扱い始めた2年前。
それから自然派ワインの店プレヴナンとのイベントやマーケットのパンを扱ってもらっている縁の中、コタンでも美味しい食材にワインを選べるようにと扱いを決め、ワインの本をワインを読み飲み時代到来。
コタンとしては地産地消、フードマイレージなど考えると国産ワインという選択が妥当だが、本場を知らずして何も始まらない。
ということで、フランスロワール地方のヴァンナチュールのワインを中心によく飲んだ。
すごいね自然派ワイン。知れば知るほどほとんどノーマークだったワインの世界にズブズブズブ。
日本酒やビールは加水するけど、ワインはぶどう果汁だけ。だから土地によって違う味、畑が違うだけでそれが味に強く影響する。テロワール(環境の味)という表現はまさにワインの特徴と言える。
ぶどうの栽培方法においても、ビオディナミ(バイオダイナミック農法ー月の満ち欠けや宇宙の摂理に合わせて栽培する方法)を実践する農家も多く、認証などにとらわれずストイックに我が道をゆく農家、醸造家がたくさんいる。
ヴァンナチュール自然派ワインに括られるワインというお酒は土にすごく近い、地球を飲むような農産物である。
もちろんブルゴーニュなどの自然派と唱っていない高級名門ワインも調べると栽培方法はめちゃストイックなビオディナミであったり、商業的に売り出すためにビオワインと認証でしっかり唱っているだけの首を傾げるものも多くある。
コタンで扱う4,5種類のワインは日常的にも飲みやすい価格でありながら、しっかりナチュラルな物語を体験できるもの(体験したもの)をおいています。
ながくなりましたが、どうか記念日でも、思いつきでも「今日はワイン」と手にとって見てください。
ドメーヌ・ル・クロシェの赤「ゴルジュセッシュ」これからの熱い季節さっぱりと飲みやすく、でも1杯でも満足するしっかりとした風味にマジ感動しました。
同生産者の白イル・ソワフも同様、ノンフィルターでナチュラルな味わいがストーリー。こちらあと5本だけ。輸入元にもないので、しばらくお目にかかれません。
さっと気軽に楽しむならイタリア産白ソアベ。毎日のテーブルワインに間違いなし!うまいしナイスプライス!
そしてカリスマ、クロード・クルトワの赤ラシーヌ。半自給生活をするクルトワ言葉「わたしは醸造家である前に農夫でありたい」ビオディナミ!奇跡のワインと言われる個性的なワイン。
ワインとともに映画のような物語を!
※自然派ワインはコタン岡大前店のみでの販売となります。