「木を植えましょう」、「空飛ぶブッダ」の著者。正木高志さん。おととしの滋賀朽木の祭り、山水人ではじめて会った時は、森の鹿が人の集まってるとこにふと下りてきている様な雰囲気の正木さんを印象的深く覚えています。
正木さんがどこかで話していた、「環境は自分」。環境というのを、環境保護にしても自分から対象として「そと」に見ていることが環境を破壊していくことにつながる立ち位置。よく考えてみたら自分というのは何一つなく、水や空気や食べ物によってできている、その食べ物でさえ何一つそれというものだけで存在しているものはなく環境の移り変わり、流れの中で形が一時具象化して、常にそれらとともに変化している。つまり、周りの自然を破壊するのは、その環境によって構成されている自分を攻撃していること。それは周りの人にも言えるし、すべてに言える。 全部自分。
去年の島根出雲から青森六か所までのウォーク、WALK9。その途中の福井県小浜の若狭小浜明通寺での虹海祭で辻信一さんと話していた、「いま世の中の議論していることというのは、ウサギの角はとがっているか、とがってないかを話し合っているんです。」
「ウサギに角はないというとこから議論し始めないと何の意味もないんです。」というのも上で行ったことの立ち位置のことを分かりやすく言ってくれてるなあと思ったのをよく覚えています。
「環境が自分」ということは頭で理解するだけでなく、感じていくこと。それは素晴らしい本物の知恵を養っていく作業だと思います。その感じる力が強くなっていけばしぜんと自然を破壊しない(自分を傷つけない)ものとなっていく。 頭でわかったいるだけで、なかなかうまくつながってないとき、忘れて我で世界を判断してしまうことの方が多いけどすこしずつ優しく感じ続けていきたいです。いきます。
正木さんの熊本の農園。アンナプルナ農園で無農薬で育っている自然緑茶です。
自然緑茶 100g 945円(税込)
製造者 アンナプルナ農園
2008.03.24