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【wacca farm米部門】

岡山県瀬戸内市邑久町(牛窓)。
海と山に囲まれた自然豊かな場所です。

民家の間にひろがる広大な田んぼ。
田んぼには収穫の時期を迎えた黄金色の稲が◎

迎えてくれたのはwacca farmの伊賀さん。
大きくてとっても逞しい。

田んぼは基本的に伊賀さんが奥さんと共に管理しています。

たわわに実った稲たちを背景に
伊賀さんに自然栽培の米作りや思いについて伺いました。

本当におススメすることが出来る自然栽培のお米を、日常で食べてもらいたい。

そんな思いで2019年より本格的にwaccafarmの米部門を立ち上げたそうです。

この広大な田んぼ元々耕作放棄地。

水が中々のらず、土が出来るまで田んぼとしては成り立たないので
土地を真っすぐにしたり、試行錯誤し3年ほどかけて整えたそう。

幸い、耕作放棄地は放棄するほど便利が悪い場所が多いそうで
この場所も元々慣行栽培(農薬・肥料使用)をしていた場所では無かったので
自然栽培の米作りが可能でした。

自然栽培は「有機栽培」や「無農薬栽培」だけとは全く違います。

農薬も肥料もやらない。
除草剤も撒かない。

植物自身の力で育つため、力強く、その土地ならではの品種になります。

肥料が入った派手な味のお米とは違い
すっきりとした旨みで米本来の美味しさを味わうことが出来ます。

今主流の慣行栽培では肥料で米を肥えさせ、農薬で害虫を殺します。

自然栽培は肥料で肥えさせないので、肥料をやる栽培の半分しか収穫出来ません。

慣行栽培(農薬・肥料使用)なら一反10俵、
有機栽培なら一反7俵
自然栽培なら一反4俵です。

肥料が入っているか入ってないかで収穫量が全く違うのです。

そして除草作業は除草剤を使わないので人の手で行います。
真夏の除草作業は本当に過酷。

↑↑↑※夏の除草風景。日陰もなく大変です。

しかも、伊賀さんのすごい所は収穫後も自分たちで管理しているという事。

ほとんどの米農家さんは収穫後、JAに保管も流通も任せます。

伊賀さんの所では籾の状態で倉庫に管理し(玄米の約1.3倍)、
梅雨時期以降はしっかりとした温度管理が出来る設備にて保存。
そして、美味しい状態でお届け出来るように、出荷前に籾摺り精米しています。

手間暇や保管場所も必要なため、大量生産が難しく、価格が高くなってしまいます。

機械化を図るにも大きな資金が必要となりリスクも高い。
手間をかけて作っても収穫量が少ないので、
小規模で自然栽培でお米を作っている農家は少し存在しますが、中規模となるとほぼ皆無です。

そんな中で伊賀さんの田んぼは中規模。

当初の2019年では1ヘクタール、今では5ヘクタール作付けしています。

「食べていくためにも、出来るだけ広げて、しっかり作り続けて行きたい。」

「若手は特に少ないから、やっていかないと。」

食べていくためだけなら慣行栽培の方が手間やお金がかかりません。

それでも続けて行こうという想い。
本当にすごいです!

そして何よりwaccafarmのお米は美味しい!

私自身、昨年は白米で頂きましたが、もっちりツヤツヤ。
おかずを忘れてしまうほど味が美味しい。
そして後味が残らずスッキリ!

今年は玄米食を始めたので玄米で頂いています。
香ばしく味がしっかりしていて美味しい~!
無農薬なので玄米でも安心です♪

美味しく体にも良い自然栽培のお米を日常的に食べてもらいたい。

そんな想いで作られた2021年度のwaccafarmの自然栽培の新米♪

ネットショップでも購入可能です!

写真を押すと商品ページへ飛びます。

自然栽培米 きぬむすめ 令和3年度産

※オレンジ色の文字を押すと商品ページへ飛びます。

瀬戸内の気候に合った「きぬむすめ」。
白くつやのある美しいお米で、モチモチ!コシヒカリにも負けない食味評価のお米です。
冷めてもモチモチとして粒立ちがしっかりとしているので、お弁当やおにぎりにも最適。
自然栽培のお米らしく、後味がすっきりとして、とても食べやすいです。

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自然栽培米 ひのひかり 令和3年度産

※オレンジ色の文字を押すと商品ページへ飛びます。

瀬戸内の気候に合った「ひのひかり」。
やや小ぶりながら、厚みのある丸い粒。
みずみずしさ、強い粘り、豊かな食味で、
白米はもちろん、玄米や分つき米で食べても最高においしいです。
自然の循環の中で生育するため、驚くほど混じりっけがなく、
すっきりとしていて、お米そのものの持つ深い味を楽しめます。

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お話の中で驚いたことが。

日本には米が2年分余っているそうです。

なんと!!

後で調べたところ、人口減少と高齢者の米離れだそうです。
(若年者じゃなく高齢者!)

政府は飼料(家畜の餌)用の麦や米の補助金は出していますが
人間が食べる用の麦や米には補助金が出ません。

だから自然栽培でお米を作る分にも補助金が出ません。
余るほど米があるから。

余るほどの米を大量生産する慣行栽培で行う意味は?
家畜に与える分には補助金が出て人間が食べる分には出ない。

人間がお米作ってるんだよね。。?
何かがおかしい。。

みなさんはどんな事を感じますか?

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”大変でもやり続けて行こう”

そんな伊賀さんの想いを実現出来るよう
支えていくことが出来るのは消費者の私たち。

自然栽培のお米が食べられるのは伊賀さんが作ってくれてるから。

「安全なものを食べたい」

自分や家族のために考えた時それを選べる世の中であってほしい。
たわわに実った稲穂を見ながらそんな事を思いました。

買う物を選ぶのも、私たちの未来を作る行為。
自然栽培のお米が「当たり前」になる未来。
そんな未来を繋げていきたい。

改めて思った研修ツアーでした。

伊賀さんに頂いた写真◎
伊賀さの子供!めっちゃかわいい!

様になってて、未来がとっても楽しみです♪

読んでくださった皆さま、
ぜひwacca farmのお米を美味しく食べて、応援してくださいね♪