2007.09.09

今日は牛乳

                乳製品を否定しますか?

今の日本では菜食主義がやはり注目されがち
確かに最近の研究結果はアレルギーの元である
とか、骨粗鬆症の原因とかいわれています


しかしこれからどのくらいの間、日本の食生活に登場するかを考えれば、無理に否定するよりは
過剰摂取しないように受け入れるべきなのでは?と思います。
当店では低温殺菌牛乳を中心に、大まかに3種類牛乳を扱っています。
今日はその中の一つ

「木次乳業パスチャライズ牛乳」

これについてお話をしましょう、この牛乳は日本で初めてパスチャライズ(低温殺菌)牛乳として流通に成功しました、酪農の盛んなヨーロッパではほとんどがこの低温殺菌法を採用してますが、日本ではまだまだ少数。
最近スーパーでも少し見かける様になりましたが、まだまだ少ないです。
 
 さてこのパスチャライズ(低温殺菌)について話しましょう。
もとは細菌学者パスツールと言う人が発明した殺菌法で、牛乳中にある栄養成分や風味の破損を最小限に抑える事ができ、有害な細菌を死滅させる事ができます 
現在主流なのが65℃で30分間加熱し殺菌するという方法です
それと対極にあるのがステアリゼーション(超高温殺菌法、完全滅菌法)です
成分中の微生物を皆無にして保存性や流通性をより重視した殺菌法です
今日本の市場に出回っているものはほとんどこのタイプ
カルシウムやタンパク質が変性し、消化吸収に影響がでます
ぼくもお腹がゴロゴロしてあまり好きではありませんでした
おかげでちびっこ街道まっしぐらです

木次乳業はこの道の先駆者です、牛乳のパックについてる広告欄にすら心温まります
この会社の凄いところは社員食堂の昼食を自社農場で栽培される野菜で賄っていると言う所です、自給する会社なんてそうそうある物ではないです。
もちろん牛に与える飼料も科学肥料は与えませんし、自然の中で放牧してます。

当店にはこの島根県一体で生産されてるものが少なくありません、やはり狭い地域でしっかり有機的につながりをもち、地域自給に基づく考え方で生産されるものは素晴らしいと思います
もし山陰側、ルート9で旅行する機会が有れば少し道をそれて山にはいり、この牧場を見に行って欲しいです。

今日は文章長!