まわりと比べても、ぶっちぎりの果物狂だった幼少から中学生時代。
20歳を超えると狂うほどは口にしなくなり、振り返った「なぜおれはおなかが痛くなるのか?」と思い悩んだ青春半ズボン時代。 果物の食べすぎでした。
今でももちろん果物は好物で、果物青春期にはノーマークだった「りんご」が今は一番好きです。
そうして福蕨のりんご初めて食べた時に、また青春が訪れました。
福蕨(ふくわらび)は、高山市は宮峠、日本海と太平洋の分水嶺の近くに位置します。1975年に有吉佐和子の「小説・複合汚染」を読んで以来、「有機質肥料+減化学合成農薬」を栽培の方針としています。特別の農法ではありませんが、「一昔前の作り方」に似ています。福蕨の果物は、「昔の味」がするとよくいわれます。こうした作り方による色や形、味の果実になっているのでしょう。
「有機質肥料」
陸海の、さまざまな動植物を材料にして作った肥料を施しています。
「減化学合成農薬ー収穫前の‘ボルドー液’使用」
交信撹乱剤(性フェロモン剤)。植物を原料にした忌避剤/殺虫剤。微生物殺菌剤/殺虫剤。無機の農薬。これらを積極的に使用します。
特に、果実への化学合成農薬の残留を軽減するため、収穫前の化学合成農薬の無散布期間に注意しています。果実の生育期後半では有機農業で使用が認められているもの、例えばボルドー液などを主の使用します。
また草生栽培を旨とし、除草剤は使用しません。
りんごの果皮についた白い粉は、ボルドー液の石灰です。果皮につく石灰の白い粉は、安全なものにも関わらず、いかにも農薬を多用しているような誤解をあたえるので、一般に、収穫間近のボルドー液の使用は避けられます。
福蕨では、化学合成農薬の最後の散布から収穫までの間隔を長くしたいことから、りんごの生育期後半は(梅雨明け後より)、ボルドー液を使用しています。
ボルドー液の銅や石灰は、水で洗えば落ちます。
おいしいりんご、おためしください。
福蕨 自然りんご 昂林(こうりん)、レッドゴールド、秋映(あきばえ)
各250円
※これから、フジ、グラニースミスなどなど次々入荷予定です。