以前より、茨城県から岡山に移り住んでいるお客さんから、高知の「ひがしやま」が入らんかなあ、と相談を受けていました。茨城県は干し芋の産地で、おいしいのはたくさんあるが、高知の竜ヶ迫の干し芋は特別おいしいらしく、手に入る時は取り寄せているとのこと。いくつか知人をつたって探してみるものの、農家生産のその干し芋はお得意さんと予約でほとんど売り切れてしまうらしく、小売店に卸してくれる農家さんとは出会えず、また縁があればと心の邪魔にならないところに保留していました。
そうして1年か2年がたったこの春前に、一つの縁があり、「ひがしやま」がコタンに並ぶことになりました。
「ひがしやま」は、食料が豊富になく芋が主食だった時代に、保存できるおやつとして考えられた自然食で、高知大月町内では古くから親しまれてきました。竜ヶ迫で作られるひがしやまは、丁寧に皮を剥ぎ大きな釜で4~5時間煮込み、それから2週間じっくりと時間をかけて干す。北西の季節風が吹き、その潮風によって甘味が増す。砂糖や添加物を一切使わない、芋と水だけで仕上げる先人たちの知恵の自然食。
赤みを帯びた「ひがしやま」。ちょっとあぶって食べるのが柔らかくなって甘味にも増す。
今朝、トースターであぶって食べたらなんともいえん香ばしさ。子供のおやつにも最強!
ひがしやま 1個売り 150円
250g袋 1260円
同じく、大月町が全国でも屈指の漁場となる「キビナゴ」。そのキビナゴを使って、風味の良いイタリア産のオリーブオイルに浸し地元産のガーリックなどでアクセントをつけた「きびなごサーディン」も入荷しています。そのままでもおいいしい、サラダやパスタ、パンのトッピングに、ぜいたくな味のイタリア食材としてお使いください。
きびなごサーディン 80g 740円