先日、忌野清志郎が亡くなった。
二十歳の頃 音楽祭で清志郎の歌うフリーターの歌に立ち止まった。
反核の歌,、タイマーズ、世の中へのブルースに立ち止まった。
それは賢くならない素直な心と反応した。
休日の今日、畑からムキムキ生えてくるアスパラガスをサラダに、パンケーキを焼いて縁側でお昼。
ケイが、昔録音した清志郎のカセットテープをかける。
泥棒が憲法改正の論議をしてる
コソ泥が選挙制度改革でモメてる
でも 善良な市民は 参加させてもらえず また マチガッタ人を選ぶ
泥棒が建設会社にまんじゅうをもらってる
金屏風のカゲでやくざと取り引きしてる
でも 善良な市民は ゴ-ルデンウィークに デズニーランドで遊ぶしかない
泥棒が国際貢献をしたがっている
大義名分をカカゲ また二枚舌をつかう
でも 善良な市民は ミシラヌ土地で タマに当たって 死んじまうだけさ
お陽さまが またのぼる
泥棒にも市民にも 照らしてる
カミサマは いったい何してる
モノを売りさばいて そう 金儲けしてる
善良な市民は 小さな家で ツカレハテテ 眠るだけさ
善良な市民は 新しいビールを飲んで プロ野球に熱中するだけさ
競馬で大穴を狙うだけさ
メシ代をきりつめたりして
Jリーグを見に行くだけさ
それが善良な市民の生きかたさ
ゼンリョウな市民のみなさんの暮らし
市民の市民たる生きかたさ
どうせ どこかで死んじまうだけさ
タマに当たって 死んじまうだけさ
「善良な市民」
今でもある変わらない自分の心に光が当たる。
歌っているその場所。そのユーモア。愛情。
やっぱり清志郎はヒーローだ。