スタッフブログ

2021.09.29

洗濯は選択

全国的には早い今年の梅雨入り。
梅の実が熟す頃の雨期で「梅雨」と書く説もありますね。

梅と言えば、コタンでは梅の収穫のお手伝いやコタンの加工部toitaでは梅干作りに励んでいます。

私も個人的にも梅仕事を終えてもう来年が待ち遠しいです◎

そんな梅雨の時期に頭を悩ませるのが「洗濯」。
雨の多いこの時期はなにかと部屋干しになりがちです。そして生乾きの臭いは大問題。。

私は以前、部屋干ししても臭わない洗剤を色々試して使っていました。
でも今は洗剤を使わなくても部屋干しの臭いが気になりません。

この度ご紹介する「ランドリーマグちゃん」

宮本製作所 / ランドリーマグちゃん 約100g

商品画像を押すと商品ページへ飛びます。

専用の袋にマグネシウムの粒が入った商品です。
マグネシウムが水と化学反応する作用を利用して汚れや臭いを洗い流し洗濯するというもの。

私は去年から「ランドリーマグちゃん」を使用しています。

きっかけは生活排水の環境汚染でした。

何となく聞いたことのある”「界面活性剤」は良くない “という言葉。
洗浄能力が強く泡の立つ洗剤によく入っている化学物質です。

調べると普段何気なく使っている洗剤を流す事で川や海の生物が死んでいっている事、
使う中でも人体にも影響がある事を知りました。

※界面活性剤の環境汚染について※
(長くなりますので、まとめた文章とリンクをメールマガジンの末尾に載せています。)

その事実を知り、出来るだけ洗剤を使わない生活をしたいなぁと感じるようになりました。

そんな中出会ったのが「ランドリーマグちゃん」

マグちゃんを使ってみると、
・洗濯物と一緒にマグちゃんを入れるだで簡単。
・臭いが気にならない。
・柔軟剤を入れてないのにふんわりしている気がする。(柔軟剤要らず)
・環境について行動できる

コタンでもマグちゃん愛用スタッフが何人もいます♪
皆からの評判も
・今まで落ちない汚れがマグちゃんだと落ちた
・洗濯槽や排水ホースがきれいになった
・洗剤置き場が要らない
・頻繁に洗剤を買わないので楽。。。などなど、みんな高評価!

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香りについて

臭いに関して本当にびっくりしました!
私は生乾き臭が全くしません!

そして、洗濯時マグちゃんにお気に入りの香りの精油を垂らすのもオススメです♪(3~5滴)
部屋干しでもほのかに良い香りが部屋に満ちて、とても気持ちがいいですよ◎

精油でオススメなのが香寺ハーブガーデンさんのエッセンシャルオイル◎

香寺ハーブガーデンさんのエッセンシャルオイル

商品画像を押すと商品ページへ飛びます

天然のハーブを使い、一般的には高温(80~100℃)で抽出されるところ、低温(40~50℃)で抽出する為、
組織が壊れずハーブの本来の香りを引き出しているのが特徴。

使用するハーブも自社栽培の無農薬ハーブや、輸入するハーブもグレードの高いものを使用。
農薬をカットする技術もあり、安心・安全に高品質のエッセンシャルオイルを作られています。

コタンのおすすめエッセンシャルオイル

◆ティートゥリー
スパイシーな香で独特なすっきりとした香り。
《効果》精神安定、殺菌・消毒、免疫力強化

◆ユーカリ
ミントのようなすっきりとしたシャープな香り。
《効果》殺菌、空気洗浄、頭の活性化、抗ウィルス作用、呼吸器系緩和

◆ラベンダー
バランスの取れた清らかな甘すぎない香り。こだわりの抽出法で摘みたての様な優しい香り。
《効果》鎮静、不眠症、殺菌、消毒、月経痛緩和

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本当の事ってなんだろう

ご存知の方もおられるかもしれませんが、
このランドリーマグちゃんは今年の4月に消費者庁から「景品表示法」違反で措置勧告が出ています。

問題点は、「洗濯洗剤と同等の洗浄能力があると」宣伝でうたっている事。

メーカーの実験データは、効果を実証できるほどの科学的根拠がない。
宣伝内容の「洗濯洗剤と同等の洗浄能力」は消費者に誤認を与える、というものでした。

この記事が出て以来、マグちゃんを否定的に捉えるメディアもありました。

でも私はマグちゃんをこれからも使用します。
実質、使ってみて洗濯出来ていると感じているからです。

従来の洗濯洗剤の洗浄力が果たして必要なのか?
洗濯洗剤の様に化学的に何%洗浄できたら洗濯が成功したと言えるのか?

必要や成功は自分の尺度で良いのではないかと感じています。

私は今、マグちゃんで洗濯していて
使用に問題を感じていないし、界面活性剤の環境汚染について考え行動してる事、とても満足しています。

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マグちゃんの他にこちらおすすめ!

日の出プロダクツ / ホタテ貝殻の粉 150g

商品画像を押すと商品ページへ飛びます。

ホタテの貝殻を1000℃以上の高温で焼成した粉末。
強アルカリ性でありながら飲用することのできる、自然で安全、地球や人にやさしい多用途な粉末です。
使い終わったホタテの粉が溶けた水は排水管や河川をきれいにしながら自然に還ります。

洗濯では
部屋干しや生乾きの洗濯物の抗菌や消臭に効果的◎
同時に洗濯槽の除菌・カビの除去ができます。敏感肌の方や赤ちゃんの衣服の洗濯におすすめ。

また血液汚れにも効果的です。
私は布ナプキンを水洗いした後、ホタテの貝殻粉を溶いた水につけ置きしています。
軽い汚れなら一晩でスッキリ!
頑固な汚れは石けん洗いした後、また浸けたりを繰り返してます。

洗濯の他に、
食材の洗浄・除菌(表面のワックスや残留農薬除去)掃除、消臭、ボディケア、赤ちゃん用品、
ペットにも使える万能さ!すごい!

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洗濯を選択する

知るという事は選択肢が増える事。
そして今している選択が絶対ではありません。

自分はどうしたいか、どんな世界で、どう生きていきたいか。
自分が決めて良いし、自分が責任持って選択して行く。

きっかけは様々。

日々する洗濯(選択、ダジャレ。。?)
一体環境や人々にどんな影響があるのか?
知らず知らずのうちにしている事は?
その洗濯で出来る事、それが誰かを幸せに出来るかも◎

私自身も、やってみたいという気持ちを大切に、出来る事からコツコツとやっていきたいです。

いま一度、日々のルーティンの洗濯について考えるきっかけになれたら幸いです◎

そして、コタンの商品が「選択」のお手伝いになれたら嬉しいです◎

《界面活性剤の環境汚染について》
洗浄力が高く、洗剤類によく使用される界面活性剤。
人体や自然では分解されにくい界面活性剤は環境中に長く残り、さらに分解の過程で性ホルモンによく似た物質(環境ホルモン)を作ります。
その環境ホルモンは、私たち人間を含めた生物の本来のホルモン作用をかく乱する物質です。
これらの物質に汚染された海洋環境で暮らす水生動物や汚染水を飲んだ人間などに、内分泌作用の撹乱、生殖機能生障害などといった症状が現れることがあります。

内分泌かく乱物質とは→ http://www.hokenkai.or.jp/4/4-3/4-32.html
環境省/保健・化学物質対策のページ→ https://www.env.go.jp/chemi/end/endocrine/5column/c-21.html

梅雨らしい日が続きますね。
晴れの国・岡山も今日はしっとり雨です。

先日梅雨の合間の晴れの日にコタンとワッカファーム共同運営の「瀬戸内湊梅園」のお手伝いに行って参りました!

瀬戸内湊梅園は高台にあり、広い空と岡山の町を見下ろすことのできるとても気持ちの良い場所です。

この日は梅干にする加工用の小梅の収穫でした◎

メインで梅園の管理と梅干作りを担ってくれてるコタンの加工部門toita(トイタ)の仲間と
ご近所に住む方もお手伝いに来て下さり、共に色んなおしゃべりをしながら楽しく収穫作業。

時間や手間はかかるけど、同じ経験を共有する時間って良いですね。
個人的にみんなで作業をする事が好きなので、やっぱり好きだなぁ~楽しいなぁ~と改めて思いました◎

下草がいい塩梅で刈られフカフカした良い土壌を足元に感じながら広い梅園を散策。

今回皆様にお届けする「自然栽培 青梅」もすくすく育ってましたよ~(^^)

ネットショップ限定販売の「コタンの自然栽培 青梅」はまだ購入可能です!

農薬・化学肥料完全不使用!
晴れの国・岡山の太陽をたっぷり浴び気持ちのよい高台で育った瀬戸内湊梅園の青梅。
大地のエネルギーが詰まっています◎

数量限定ですのでお早めに!

自然栽培 青梅(瀬戸内湊梅園) 2kg

画像を押すと販売ページに飛びます。

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スタッフの一人は瀬戸内湊梅園の小梅で「梅肉エキス」を作ったとの事!

青梅でしか作れない梅肉エキス。

腹痛、二日酔い、夏バテ、免疫を高め、健康維持などに効くと言われる昔ながらの万能薬です。

【梅肉エキス】の作り方

◆材料◆
青梅2kg

1.青梅をすりおろす。(酸に強い据え置き型の陶器がおすすめ)
 実を回転させながら種ギリギリまですりおろす。
 実を包丁でそいでフードプロセッサーで細かくする方法もあります。

2.すりおろした梅の実と果汁を布巾で絞る。
 実がスカスカになるくらい。残りカスは梅ジャムに出来ます♪
 おろし終わった種の周りにも果汁があるので種も寄せ集めて布巾で絞る。

3.ホーロー鍋や土鍋などの酸に強い鍋で煮る。(1~2時間程度)
 とろみがついてきたら焦げないよう混ぜながら煮る。

4.水分がなくなり黒くドロッとしたら完成!

5.保存容器に詰めて冷暗所に保存。

  

2kgの梅から80gほどしかできない貴重な梅肉エキス。

使用する時は耳かきサイズのスプーン1杯が目安。
梅の成分が凝縮されとても酸っぱいので、飲み物に溶くと飲みやすいですよ◎

昔は日常のお薬として使用されてた梅肉エキス。
先人の知恵の賜物です◎

店舗でも毎年大量の青梅を購入される方がおられます。

「青梅の時期になると毎年梅肉エキスを作るの。
 作るのは大変だけどね、毎年のことだからもう習慣になってるのよ」と、にっこり。

青梅を収穫し梅肉エキスを作る。
日々の健康を保つ、昔ながらの自然と人の営み。

人間の技をもって自然の元気をもらう事。

自然と人は繋がっているんだなと改めて感じるエピソードです◎

青梅は、梅肉エキスの他に梅酒、梅ジュース、梅シロップなど。。

フレッシュで爽やかな酸味が美味しい青梅◎

皆さまも、自然の恵みをたくさん頂いてくださいね(^^)

 

2016年11月17日
小豆島へコタンのルーツを巡る旅へ

まずはマルキン醤油さんの工場と記念館を見学して現代と江戸時代の醤油づくりの様子、流れをおおまかに頭に入れて、準備万端!

最初の目的地はヤマヒサさん!
四代目の勝久さんにお話を伺いました。

そもそも何故小豆島が日本の5大産地に数えられるほど醤油づくりが盛んになったかというと、諸説あるようですがそのうちの3つを教えていただきました。
まず1つ、弥生時代から塩づくりの島であったが江戸時代あたりから塩があまりはじめ、次第に醤油やそうめんに加工して売るようになった。
2つ目に醤油づくりの原料である大豆は九州から、小麦は瀬戸内から採れたので材料が集まりやすかった。
そして3つ目に江戸時代の輸送には主に船が使われていて、海に囲まれた小豆島が材料を集めるのにも、作ったものを輸出するのにも便利なのは言うまでもなく、当時は高価な船を造るのが規制されていたので島伝いに移動するしかなかった。そこで小豆島が停泊するのに丁度よかった。
という理由があるようです。

小豆島の歴史を簡単に説明してもらった後にいよいよヤマヒサさんの蔵に案内してもらいました。


今まさに仕込み中の醤油が杉樽に入って所狭しと並べてあります。


これはまだ若いもので、丸大豆の形が残ってます。


蔵の壁や柱に何百年もかけて住み着いた菌達が杉樽にうつり、その働きによって蔵毎の味が出来上がる。


蔵の中にはいろいろな時期に仕込まれた醤油がありますが、長く置けばおくほどうまくなるかといえばそうでもなく、ある一定の期間を過ぎると旨味が菌に食べられてしまうそうです。

このあと消毒のために火入れという工程があるのですが実は醤油の中では悪い菌は増えることができないので消毒をする必要はないのですが、火を入れることによって風味が増したり特有の味が引き出せるからあえてそうするようです。

いまの日本の仕組みだと自分たちの蔵で醤油を仕込まずにどこかの蔵から仕込まれた醤油を仕入れて火入れと濾過だけすれば「うちの醤油です!」と名乗れるようで、小豆島で仕込まれた醤油だけど他県で火入れしてその土地のものとして扱われることもあるようで…。

そんな醤油業界の裏事情まで教えてくださったヤマヒサさんを後にして次に向かうは平井さんの製麺所。


丁度平井さんがそうめんを伸ばしてました。


今や遅しと伸ばされるのを待ってます。




たくみな手さばきで伸ばされていきます。


そうめんに胡麻油が塗ってあるのでいい香りが漂っています。


そうめんのカーテンが出来上がりました。

お昼ご飯はみんなで持ち寄ったおかずと平井さんのそうめんを大きな土鍋で釜揚げそうめんにして頂きました。
これがもう抜群に美味しい。そうめんはもう夏だけの食べ物ではありません。

ご飯の後に平井さんにお話を伺いました。
本当にそうめんが好きで、あらゆることを試して常に最高のものを作り出そうとする。
そうめん協会に入ってそうめんを作っている時期もありましたが、協会に居ては自分の作りたいそうめんがつくれないということで協会をやめて自分で製麺所を始めました。
何よりも自分の仕事が好きで、だから毎日楽しい、こんなに恵まれていることはない。
と終始笑顔で話してくれました。
そんな平井さん、無類の動物好きで特に鳩には熱い。
人間のように言葉がしゃべれないからしっかりと様子を見て感じないといけない。
でもしゃべれない分人間のようにうそはつけない。

そうめんの話と鳩の話、どちらの話をしている時も楽しそうに話している平井さんのそうめんには信頼感があります。

そしていよいよ最後の目的地ヤマロク醤油さんへ

案内していただいたの
は5代目の山本康夫さん。


ヤマロク醤油さんはすべての醤油が杉樽で仕込まれています。
しかし現在全国の醤油屋さんで杉樽を使って仕込んでいるのは全体の1%程しかありません。
なぜここまで減ってしまったのかというと、そもそもとても高価な杉樽はお金に余裕のある酒屋さんが最初に買って20年ほどつかったおさがりを醤油屋さんや、味噌屋さんが
100年ほどつかってその後漬物屋さんへ…という流れがありました。
しかし酒屋さんがステンレスのタンクを使い始めたことにより杉樽の需要がなくなり、次第に杉樽を作る人も居なくなって醤油屋さんも金属製のタンクに変わっていきました。
しかし金属のタンクには菌が住み着かず添加せざるをえなくなりました。
それでも味が足りないので様々な添加物をいれているのが当たり前になっています。

日本食というものが世界的に注目されているなかでその根幹をなす醤油という調味料が近い将来、杉樽が無くなることによって全く味わいの違うものになってしまう可能性があるのです。

今小豆島には日本中にある杉樽の1/3~半分があります。
しかしその杉樽も使える年数には限度があるので桶屋さんが無くなってしまえば次の世代に繋げることはできません。
そこで康夫さんは杉樽を作る人がいなくなるなら自分たちで作ってしまおう!と決めたのです。
まずは今残っている最後の桶屋さんに杉樽を発注しました。
当時(2009年)その桶屋さんに「醤油屋に杉樽を頼まれたのは戦後初だ」と言われたそうです。
そしてその自分たちが発注した杉樽を作るところから参加して作り方を一から学びました。
醤油屋さんが桶屋さんに修行に行ったのです。

これで自分たちで杉樽が作れるようになりました。
しかしそれだけでは杉樽で仕込む醤油を将来に残すことはできないので、全国の醤油屋さんに杉樽を広めることにしました。
杉樽を1つ作るのに約200万円かかり時間を要する杉樽仕込みの醤油ではその元を取るのに90~100年かかります。
それでは醤油屋さんに浸透するはずもありません。
そこで康夫さんは10年で200万円を償却できる仕組みもセットにして杉樽を広めていったのです。
その仕組みとはメディアを積極的に活用することでした。
そうして全国の醤油屋さんでの杉樽の使用率を1%から2%へ引き上げて、少ないパイを奪い合うのではなくまずベースを広げる。そして競い合うのは品質で。
県外から来られた方にはその人の地元で杉樽を使って作っている醤油屋さんを紹介するそうです。そうしてその醤油屋さんで直売で買ってもらう。
それが一番その醬油屋さんにとって利益率がいいから。

そうすれば何世代にもわたって伝統的な調味料である醤油の味が守られる。
全ての行動がこの思いに繋がっていてとても説得力がありました。


みなさん忙しい中丁寧にたっぷり時間をとってお話をしていただいて本当にありがとうございました!!

みのり

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