春ですね。季節の変わり目は色々と体も心も変化が生じます。自分の体と心の塩梅は自分が一番知っているはず、知れるはず。3年前のこんな季節、邑久町のワッカファーム錦海寮にて、東京から快医学の創始者 瓜生良介さんを講師に招き、自分でできる身近な治療と調整法、体の仕組みについて、治療方法、技術を一人一人が実際に身につける「快療法 総合講座 3日間コース」を行いました。
その時の瓜生さんは、間質性肺炎という普通は抑えることのできない病気を持ちながら快療法の実践によって身心ともに維持し、東京から岡山までひょいと一人でやってきて、明晰な目と活力ある声で熱心な指導を3日間にわたって行ってくれました。
昨年9月5日 瓜生良介さんは永眠されました。
最後には「マイコバクテリウム・キュウリネーゼ」という日本にはない菌、感染者としてなんと瓜生さんが世界で三番目という珍しい菌に感染し、亡くなる少し前、主治医に「せっかく珍しい菌をもらったのだから実験台として研究してください」といって、いつも自分の体を実験台として考えていた一生の最後はこの菌との戦いでした。しかし検査入院をきっかけにして快医学の手当から離れ、あっという間のことだったようです。
岡山錦海寮で行った3日間コース、3日間の、ストイックな食事についての講義、ソフト断食、真に理学的な身体のつながり仕組み、治療法の講義が終わった夜に瓜生さんが「ビールあるか?」といって美味しそうに一口ビールを一緒に飲んだ時、瓜生さんが34年以上実践指導してきた「快く生きる」「快い感覚を羅針盤に体を癒やす」という快療法の真髄のひとつを受け取った気がします。
瓜生さんが伝えた快医学。全国にその実践的な治療法を伝える人、治療院が有ります。
今回、その一人、埼玉で「れんげそう庵」という鍼灸、快医学の治療院を運営されており、東京西荻窪のほびっと村などで「快医学セミナー」を開いている野本美保さんを講師に迎えて、ワッカファーム錦海寮にて「快療法 頭蓋仙骨セミナー」を行います。
放射能の問題、公害の問題、恒常的に続く食品添加物の問題、3年前より、よりいっそう実践的な快医学の重要度、効果が高まっていると思います。
以前参加された方も、その新しい治療法と前にならったLETや操体法のおさらいもかねて、初めても方は是非、快医学との出会いの場として是非ご参加ください。
2013年 4月14日(日) 午後1時~4時
場所 ワッカファーム 錦海寮
「快療法 頭蓋仙骨セミナー」 講師 野本美保
講師プロフィール;芝居、寄せ場でのボランティアを経て快医学と出会い25年。現在浦和で「れんげそう庵」(鍼灸、快医学)を営む。3.11以降、福島での快医学健康相談に参加。暴力被害を受けた女性と子どもをサポートするNPO、女性ネットSaya-Saya理事。趣味は野菜料理、猫と戯れる、音遊び。
参加費 2500円 ※参加される方は、下記までお名前、参加人数を事前にお知らせください
問い合わせ 自然食コタン 岡大前店 086-256-2224
090-7220-1972(近藤)
「快療法」
快療法は、日本にある優れた自然療法を、「生活の中の快い法則」を軸に再構成したものです。
せっぱつまった大病であればあるほど生活の大改革をしないかぎり、薬や手術や治療で治せるものではありません。生命の法則に反した生活をふりかえり、生活全般を気持ちのよい生命の法則に沿ったものへと改めてゆきます。
食べ物を「おいしい♡!」と感じないと、栄養になりにくいように・・・・・「本当のここちよさ」というそれぞれの羅針盤をたよりに病気やガン、老いまでも生かし、楽しく元気に本当の自分で生きましょう。
今回は頭蓋仙骨の手当てを中心に、LET、操体法などのおさらいもします。是非ご参加ください。
~頭蓋仙骨の手当て法~
多くの人は、頭蓋や仙骨のどこかしらにゆがみが有り動きのリズムが乱れています。この手当て法は、後頭部と仙骨にじっと手を当ててリズムを聞き取り、ゆがみを矯正する手当法です。救急時にも大変役に立ちます。