今月のコラム担当は、 コタン岡大前店店頭スタッフの兵後愛生。
自他ともに認める「みりんオタク」のまいみさん、もちろんコラムもみりんのお話。
もっと深く知りたい方は、お店でいろいろ質問してみてくださいね!
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本みりんがもともと飲む目的のお酒だと知っていますか?
本みりんは蔵によって味が異なり、経年変化もするので
ブランデーやワインと同じように楽しめるものです。
もちろん調味料としても万能で、料理に豊かな旨味や甘みをもたらします。
私はそんな本みりんとみりん粕(みりんの搾りかす)に魅了され、全国のみりんを集めては飲み比べるオタクです(笑)
ついには昨年で看護師の正社員を辞め、
今年からはコタンで働きながら、お友達の古民家カフェでみりんについてのお話会とお菓子を作るワークショップを始めました。
みりんには種類が多くあります。
スーパーに並ぶペットボトルに入った本みりん、コタンに置いている旭富士、みりん風調味料、発酵調味料(みりんタイプ)これら全てみりんです。
それぞれに役割があって、歴史があって、味に大きな違いがあります。
私は安い本みりんやみりん風調味料が悪いとは思いません。
ただ、本当に真心込めて作られたみりんを飲んだ時の感動は、ただの調味料にしておくには勿体無く、
みりんの可能性の広さをみなさんにも知ってもらいたいと思うのです。
コタンやMarketで販売している
玉島の藤澤藤左衛門商店さんの「旭富士」は、
私の大好きなみりんのひとつ。
何よりみりん粕が抜群に美味しい。
みりん粕が美味しいのは、味醂が美味しい証拠です。
是非買われた際は、パクッとそのまま食べてみて下さい。
料理に、お菓子に、ドリンクに
何にでも使える本みりん。
昔ながらのみりん蔵が少なくなった現代ですが、
一家にひと瓶、その家お気に入りのみりんが棚に並べられる未来が、私の夢です。